概要 |
リクエストライン内のPATHINFO(URL内の「/」で区切られた部分)に、レスポンスから値を引き継ぎたい場合の設定について説明します。 |
設定可能なテンプレート |
以下のテンプレートにて設定可能です。 【準備処理】 【拡張処理】 【後処理】 |
使用する引継ぎ項目 |
「引継ぎパス(正規表現)」の項目を使用します。 |
<目次>
[1] 設定例の概要
[2] 対応手順の概要
[3] 対応手順
[4] 設定後の確認
[1]設定例の概要
ここでは、引継ぎ元レスポンスに出力されるランダムな値を、代入先のリクエストライン内のPATHINFO(URL内の「/」で区切られた部分)に引継ぐHandlerの設定方法を記載します。
レスポンスから引継いだ値をPATHINFOに引継ぐ場合、準備処理テンプレートから「順次代入(準備処理引継ぎ有)」を選び、「引継ぎパス(正規表現)」を利用することで引継ぎが可能となります。
<引継ぎ元/引継ぎ先の例>
・引継ぎ元(レスポンス内)
<a href=/sample/e0d3c1/index.html>送信</a>
※上記の「e0d3c1」はアクセスする度に変化する値です。
・代入先(リクエストライン中のパス)
/sample/e0d3c1/index.html
[2]対応手順の概要
準備処理のテンプレートから『順次代入(準備処理引継ぎ有)』を選択し、「引継ぎパス(正規表現)」に値を指定します。
「引継ぎパス」にパス内の値を引継ぎたい箇所を、「パス取得条件」に引継ぎ元レスポンスに含まれる引継ぎたい値の箇所を指定する正規表現をそれぞれ指定します。
[3]対応手順
準備処理のテンプレートから『順次代入(準備処理引継ぎ有)』を選択し、次画面の「情報の入力」にて「引継ぎパス(正規表現)」を設定します。
<「引継ぎパス」の設定値>
パス中の値を引継ぎたい箇所を指定する正規表現を指定します。
本例の代入先の場合、以下となります。
・値を引継ぎたい箇所(リクエストライン中のパス)
/sample/e0d3c1/index.html
・正規表現
/sample/(e0d3c1)/index\.html
※引継ぎたい箇所の部分を丸括弧「()」で囲みます。
※『引継ぎパス(正規表現)』は、リクエストラインのURL部分のみが引継ぎの対象となっております。このため、正規表現にHTTPメソッドやHTTPバージョンを含めた場合、正常に引継げないのでご注意下さい。(正規表現中に「GET」や「HTTP/1.1」などを含めないで下さい。)
<「パス取得条件」の設定値>
引継ぎ元(レスポンス)に含まれる引継ぎたい値の箇所を正規表現で指定します。
本例の引継ぎ元の場合、以下となります。
・引継ぎたい値の箇所(レスポンス)
<a href=/sample/e0d3c1/index.html>送信</a>
・正規表現
<a href=/sample/([0-9a-f]+)/index\.html>
設定後、以下の状態となります。
[4]設定後の確認
シナリオ画面からHandlerを設定したメッセージIDのテスト送信を行い、Handlerを確認します。
引継ぎ元メッセージIDのレスポンスと、Handlerを設定したメッセージIDのリクエストライン(PATHINFO)を確認し、値が正しく引継げていることをご確認ください。
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