Server Files検査はディレクトリ名、ファイル名、拡張子の情報を組み合わせて、検査対象サーバにアクセスし、ステータスコードを確認することによってファイルの存在有無を確認する検査です。
検査対象サイトによっては、時間が多く掛かっても正常に検査を行えている場合もありますが、以下の項目に当てはまる場合は、Server Files 検査が終わらない状態となっている可能性があるため、適宜ご確認ください。
注)Server Files検査が実施中の場合は、検査を一旦停止し、下記設定を行った上で検査を再開して下さい。
【原因】
1.「システムで用意したエラーページ」をステータスコード200で返している場合
2.Server Files検査結果のループ数がカウントされている場合
3.URL補完機能が動作している場合
【原因1:「システムで用意したエラーページ」をステータスコード200で返している場合】
ファイルが存在する場合は、一般的にステータスコード200や301を応答しますが、検査対象サーバによってはファイルが存在しなくても、「システムで用意したエラーページ」をステータスコード200や301などで返すことがあります。
この場合、Vexはディレクトリが存在すると判断するため、その配下ディレクトリに対しても継続検査を行ってしまい、結果として検査量が増大します。
このようなケースでは以下のような設定で回避が可能となります。
<設定例>
レスポンスに"Not Found"が含まれている場合は非検出とする場合
<設定手順>
1.Server検査>設定をクリックし、「全体設定(歯車アイコン)」画面を開く。
2.Server Files検査設定の「トリガ文字列(ディレクトリ)」に、検出判定のトリガ文字列を指定する。
・トリガ文字列(ディレクトリ)に、「!Not Found」を指定
※「!」は存在しないの意味になります。
※指定する文字列は、実際のサーバからのレスポンスに含まれる文字列を指定していただく必要がございます。
【原因2:Server Files検査結果のループ数がカウントされている場合】
存在しないURLへアクセスした際に、ステータスコード301(302)などで返すことがあります。
この場合、原因1と同様にVexはディレクトリが存在すると判断するため、その配下ディレクトリに対しても継続検査を行ってしまい、結果として検査量が増大します。
検査結果でループ数が多くなっている場合、以下のような設定で回避が可能となります。
<設定手順>
1.Server検査>設定をクリックし、「全体設定(歯車アイコン)」画面を開く。
2.Server Files検査設定の「トリガコード(ディレクトリ)」からループ数の多いステータスコード(301,302)を除外する。
【原因3:URL補完機能が動作している場合】
WordPressには「canonical redirect」という名称のURL補完機能が実装されており、この機能が有効となっている場合、存在しないURLを指定した際に本来のステータスコード404が応答せず、類似のURLを推測し、存在する画面が応答します。
検査対象サイトにて、WordPressを利用しており上記機能が有効である場合、あるいは、上記に類似したURL補完機能を有している場合は、本来存在しないと思われるURLへアクセスを行った際にもエラー応答をせず、URLが補完され自動的に類似の存在する画面が応答すると考えられます。
この場合、どのようなURLでもVexは存在する画面と判定するため、検査が完了しない可能性がございます。
このようなケースでは、Vex側の設定にて回避することが出来ません。
Server Files検査を実施される場合は、存在しないディレクトリへのアクセス時に存在する画面を応答しないようにサーバ側の設定を一時的に変更の上、実施して下さい。
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